MCL(メディカルクリプトラボ)

【MCL】第2回カンファレンス

本日も【MCL】では熱いカンファレンスが繰り広げられました。

カンファに参加されていない方に向けての、 まとめ記事になります。

本プロジェクトはNinjaDAOから派生した【医療系DAO】です。

他のプロジェクトの差別化としてのチームであることを踏まえ「IP×健康」という点に着目して初期プロダクトを作成していく方向になりました。

Contents

「うんち」からわかること・できること

今回のカンファはWeb3の技術を使って出来ることや理想を話し合いましたが、既存サービスや開発中の他プロジェクトの情報が飛びかいました。

一番盛り上がったのは「うんち」の話題笑。

①「うんコレ」アプリの紹介(@Akros さんより)

うんコレ」は、大腸腸の疾患を持った消化器外科の医師が作った「医療情報をもっと身近におもしろく、分かりやすく届け、大腸癌のことをもっと知ってもらいたい」という理念のもと「腸内細菌を擬人化し萌えキャラ化したソーシャルゲーム」です。

潰瘍性大腸炎の患者さんに便の写真を取ってもらい、提出してもらうことでキャラクターやアイテムが手に入る楽しい仕様になっているそうです!

Web3の技術ではないですが、とても楽しい&役に立つゲームですね。

とても参考になりました。

②「Babyうんち」の事例(@ゆいま〜る@Ns &Mwさんより)

続いては「Babyうんち」という「便色判定アプリ」が開発に向けて、研究まっただ中というお話し。

高知大学病院と聖路加大学の共同により「胆道閉鎖症のスクリーニングシステム」構築に向けて実証研究が開始されているそうです。

このアプリ開発にのっかり、「Web3×健康」を広めることが可能か?という議論になりました。

現在の母子手帳には「胆道閉鎖症」の早期発見のための、うんちカードが付帯しています。

生後4ヶ月までの便の色が確認ができるようになっています。(白色だと要注意)

ただ、保護者では便の色をはっきり判定できないこともあり、異常の早期発見に繋がらない恐れもあります。

うんちの色見本は紙媒体なので、色味がはっきりしないし、保護者の肉眼的観測にお任せするしかないのが現状です。

これがアプリで子どものうんちの写真を撮り、毎日提出してもらうことで、異常の早期発見ができるとすればとても画期的です。

具体的には1歳ごろまで「うんち」の提出してもらい、便が関わるその他の病気、便秘症、母乳性血便、腸重積、などとミルクや水分摂取、離乳食の進み具合、身長、体重など様々な関連を調べられることが期待されます。

こんなシステムがあったら、乳児を育ててるママさんから絶賛されそう!

「うんち」の大切さ

なぜ「うんち」の話題で白熱しているか。

それは「うんち」は健康のバロメーターだからです。

「腸内細菌」については小児から大人まで興味関心が強く、さまざまな分野で研究が進められています。

一説にはこどもの腸内細菌叢は受胎して1000日がキーポイントという説もあります。

ご紹介するこちらは有名な著書、シカゴ大学教授とUCSD教授が教える「子どもを病気から守る科学的方法」です。

清潔すぎる環境が、花粉症、アトピー、喘息、肥満、糖尿病などを引き起こすということが書かれています。



腸内細菌が健康的であるかどうかを知るもっとも簡単な方法は、便を観察することです。

善玉菌がたくさん酸を作っていると、色は黄色から黄色がかった褐色でにおいがあっても臭くなく、形状は柔らかいバナナ状が理想です。

逆に黒っぽい色で悪臭がある便は、腸内細菌のバランスが悪くなっている状態。

健康づくりにはおなかの中の同居人である腸内細菌の状態を良く知り、仲良くなることが大切だったりします。

一般の方には「うんち」ってちょっと汚いものかもしれませんが、人間の健康維持にはなくてはならない課題です。

アプリでうんちの健康管理しつつ、生まれる前からよりよい腸内環境作りも啓蒙できたら良いですね。

「うんちプロジェクト」=うんちで守れる命があるプロジェクト

カンファの終盤ではプロジェクト名が決まりました!

その名も「うんプロ」=うんちで守れる命があるプロジェクト。笑

では実際にアプリとWeb3との関連性、使用感などのメリットやタスクを考えてみました。

メリット

では実際にブロックチェーンに刻むアプリができたらどんなメリットがあるか。

  • 「うんち」を提出などでポイントを集めてNFTがもらえる
  • QRコードで写真撮影→AI補助やID管理、オムツのばらつきがないほうがAIに学習させやすそう
  • アプリを持っているとCNPオーナーズのようにオムツ、ミルクが割引で買えるなどの特典
  • 特定のNFTを持っている人に対してプレミアム機能 (コアメンバーにはNFTを配布)
  • インスタ機能のように思い出として写真を残せる機能

タスク

「Web3×医療」を進めるためにのタスクはざっとこんな感じです。

  • アプリ開発:食事管理アプリからおそらくほぼ転用可能
  • 収益性:アプリは基本無料で一部課金制
  • ブランド:キャラクターデザイン
  • 資金集め、認知拡大:NFTやクラファン
  • 営業:学会、産科や小児科の医療者やクリニックなどで興味を持ってくれそうな人探し
  • プログラム:AI開発までに人力でうんち写真確認や健康アドバイスに協力してくれそうな人探し

うんちプロジェクト以外の「Web3×医療」を考察

Web3手帳として医療情報を管理、ワクチン接種・健診記録などの管理についても引き続き議論していきます。

  • Web3医療手帳とPHRとの関係性は?
  • PHR自体がワクチン情報や母子手帳などの情報を網羅してくる可能性があるか
  • PHRと外部アプリ(Web3手帳など)が連携していくような世界観になるか
  • PHRは統一化?いろんな会社がつくって徐々に標準化されるのか
  • プラットフォームの枠組みの開発が必要?

 <参考資料>電通PHR×九州大学

まずは

  • 「プロジェクトのシェア獲得」
  • 「NFTウォレットを持つ人を増やす」

を目標に進めていきましょう。

「うんち」は日本を明るくしてくれる!

いずれは「うんちNFT」をみんなで作りましょう!

初めは小さな声でも、色々な人が交わり様々な業種の人が集まれば、未来はきっと変えられるはずです。

DAOはあなたの「貢献度」を反映させるコミュニティです。

職種も役職も医局も関係ない、誰しもがフラットに活躍できる場所なので、気軽にカンファレンスに参加してみてください!

  • この記事を書いた人

ALOHA

40代3児の母。看護師歴27年。知識ゼロから仮想通貨・NFT投資デビュー。 アナログ世代の医療従事者がNFTやWeb3.0について学ぶ過程を発信しています。

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